本当に必要な設備か考える

モデルハウスを見学していると、今まで知らなかった設備に憧れることがあります。小上がりの畳コーナーやパントリーがあったらお洒落ですし、どう使おうかワクワクします。しかし、費用を抑えたい場合には、無い場合における生活への支障の有無を考えてみましょう。

畳コーナーは子供がお昼寝をしたり、遊びのスペースとして使えますし、段差を利用して引き出しの収納をつけることもできます。ちょっとした和室があると、見た目にもお洒落ではあります。しかし、生活の中では無くても困らないのです。それよりも、リビングを広くした方が、シンプルに見えます。

パントリーも同様で、あれば食材や生活用品のストックを収納でき、便利ではありますが、収納方法はパントリーでなくてもいいので、必ず設置する必要はないのです。

見た目やお洒落さで設置を考えているものを見直すと、数十万の削減ができる可能性があり、スッキリとした内装になります。

なくても困らないものは設置しない

ニッチや飾り棚があれば、子供の写真を飾ったり、お花を飾ったりと、様々な演出が可能です。しかし、これについても、本当に必要であるのか考えてみましょう。

ニッチや飾り棚は掃除の手間がかかります。飾ったものの手入れも必要です。何もないまっさらな壁の方が、シンプルでスッキリします。お洒落さは求めるのであれば、壁紙を工夫することもできますし、写真を飾りたいのであれば、壁に打ち付けることも可能です。

お洒落であっても、無い場合に本当に生活に困るのか見直してみるといいでしょう。注文住宅は自分の希望が叶えられますが、希望を盛り込みすぎると、統一感のない家になります。設置してお洒落さを演出するという考えから離れてみると、費用の削減につながると同時に、内装のスリム化ができます。

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